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NEWSレター

LED証明は安全なのか?①

LED照明は安全なのか?①

省エネの掛け声で家庭に普及 青色光の健康影響に要注意

電磁波環境研究所所長 荻野晃也 

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 蛍光灯以上に青色光が強いLED

 LED照明がこれほど広がってきたのは、日本で青色光を出すLED素子が開発されたことで三原色がそろったからです。しかし、その青色光には以前から「Blue light Hazard」として知られる問題点があり、蛍光灯の導入時にも話題になりまいた。「懐中電灯」「車のヘッドライト」「街路灯」「TV/携帯電話のバックライト」などから使用が広がったのですが、ついに家庭にまで及び始めたわけです。蛍光灯は白熱電球よりも青色光や紫外線が強く色感にも問題があり、欧州では「幼稚園や小学校など」では今なお使用を避けている所もあります。蛍光灯以上に、LEDでは青色光が強いことはメーカーもよく知っていて、青色光の強い455ナノメートル(nm)前後の波長光を減らすように努力しています。最近のLEDには「赤色がかかった製品」もありますが、素子の上に蛍光塗料などを塗って少しでも青色光の強度を少なくすることを心掛けているわけです。

 

メラトニン分泌抑制と発がんの可能性

 週刊誌・TV・新聞などに「LEDの健康問題」が報道され、関心が高まったからでしょうが、「PCメガネ」とよばれる「ブルーライトカット」メガネが飛ぶように売れているとか。そのケースには「青色光は瞳の奥まで届き網膜機能の低下などを引き起こすといわれ、眼に与える影響が懸念されています」と書かれていました。

 私のところにも「美術館で展示資料を長時間読んでいたら眼が見えなくなった」「パソコン使用で、眼が眩しくておかしくなる」「最近、よく眠れなくなった」といった以前になかったような相談があります。そのたびに、私は「LED照明が原因かもしれませんね」と話すのですが、美術館の照明が紫外線のないLEDに切り替わっていて、その広がりの早さに驚いています。LEDに特徴的な強い青色光が「松果体のメラトニン分泌を抑制する」ことはよく知られているのですが、メラトニンは「睡眠」「時差ぼけ」「慨日(サーカディアン)リズム」「酸化ストレス」「発ガン」「アルツハイマー病」などとも関連すると考えられているのですから大問題です。慨日リズムの変化は国際ガン研究機構による「2B指定:発ガンの可能性が高い」ですし、夜間労働の多い女性には「乳ガンが多い」のもメラトニン分泌と関連があると思われているのですが、このような問題を知っている人の少ないのはなぜでしょうか?

 

青色光の強度を表示して

 福島原発事故後の「省エネ」の掛け声で、白熱電球はもちろんのこと蛍光灯も店頭からほとんど姿を消していて、LEDしか買えないこともあります。欧米に比べると、日本人は白色系で強い明かりを好むのですが、瞳の紅彩の相違なのかも知れませんが、せめて「青色光の強度を表示して欲しい」と思います。

 消費者には「知る権利」「選択する権利」があるはずなのですが、残念なことにまったく無視されているのが現状です。

 照明の問題には「人間」「産業」「環境」などからの立場があるとは思いますが、何よりも大切なのは、「人間の健康」だと思います。

 世界保健機関の「健康の定義」は「健康とは、病気でないとか弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることを言います(日本WHO協会・訳)」ですから、「生活の質QOL」の点から考えても、安全性が不十分なままでの、大々的なLED照明の導入には、欧米のように慎重であって欲しいものです。

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